2026年6月27日 (土)

第173回「海程香川」句会(2026.06.13)

万智のイラスト紫陽花の水たまり.jpg

事前投句参加者の一句

                                                                                                
奥伊勢の蛇渕庵より初蛍 河田 清峰
夏蝶に触れてわたしの薄れゆく 木村 寛伸
閉校やただの樹となる大銀杏 吉田 和恵
たかだかと石鎚そよぐ風ひかる 末澤  等
小満や部屋のかたすみたれかゐる 亀山祐美子
梅雨出水鷺はすくっと佇めり 出水 義弘
待ち時間梅花藻の花のほつほつ 榎本 祐子
青芝の遥かかなたは摩天楼 田中 怜子
俎板に刻む薬味や夕薄暑 大浦ともこ
風光る地縁血縁六十年 疋田恵美子
古書店の黴の香歴史の森に生く 増田 暁子
沖縄忌僕ら時間の家に住む 豊原 清明
ため息で蕎麦すすりをり梅雨来たる 銀   次
死のうかと死んでいくもの うらやまし 田中アパート
ああそれも知っていました花は葉に 男波 弘志
這い上がれ蛙おれたちゃ地球力 竹本  仰
死に近き人の書斎や熱帯魚 菅原 春み
田水張る地球好きやし女子が好き 藤川 宏樹
改札を出て噴水に乗り換える 布戸 道江
峰々に神坐すひかり山開き 津田 将也
雑踏を君の夏帽一直線 十河 宣洋
デコトラに風神雷神虹やんちゃ 岡田 奈々
愛猫の小さき骨つぼ栗の花 向井 桐華
十薬の白さ集めて帰ろうか       高木 水志
きっぱりと着物断捨離夏に入る 柾木はつ子
山を縫う送電線や時鳥 植松 まめ
叡山の兜太の言の葉落し文 若森 京子
空が白紙過ぎ何も進まぬ六月 野口思づゑ
ナイターや夫の寝息を補聴器で 山本 弥生
水俣忌ひかりのつばさ沖より来 野田 信章
白玉や生き方はもう問われない 佐藤 詠子
データ消え欲するものを問うて夏 薫   香
麦秋や昭和男の晴れやかさ 漆原 義典
藤籠編む小指のささくれ五月尽 綾田 節子
遠雷や波間漂う硝子壜 大西 健司
子育てに虫たち足りず燕来ず 滝澤 泰斗
羅を選り好みして淋しがる 柴田 清子
すぐ飴を噛んでしまひし梅雨の窓 川本 一葉
夜明けかなうっすら上澄み液でいます 佐孝 石画
赤翡翠の声で求愛してみるか 新野 祐子
蝶の目礼オリーブの花がさいた 福井 明子
手脚持て余し転ぶ子夏帽子 花舎  薫
鳳仙花少し嫌いで少し好き 三好つや子
人の名を葉桜の奥で見失う 河野 志保
梅雨の月もう追ってこない交差点 山下 一夫
塩辛とんぼ離俗蕪村の指震へ すずき穂波
方舟に乗れず歯痒い蚯蚓かな 荒井まり子
春窮を語る祖母なし牛馬なし 松本 勇二
君がさう言ふのならさうキャベツ剥ぐ 和緒 玲子
七夕や会いに行く駅今はない 遠藤 和代
落日やゴーヤ無心に揺れている 重松 敬子
紫陽花の花房重し恋軽し 三好三香穂
夏燕曲がりきれない道がある 三枝みずほ
前髪切ろう氷水甘ったる 松本美智子
胎動のぽこぽこぽこと茗荷の子 藤田 乙女
百本のバラが愛語にゆれている 淡路 放生
母の日や庭一面をチチコグサ 樽谷 宗寛
曇天や時間は止まつて蛞蝓 各務 麗至
思い出す潜水艦が顔に出る 中村 セミ
弔いて雨の雫を慈しむ 伊藤  幸
燕来る週末だけのベーグル屋 松岡 早苗
青胡桃子に密やかな志 岡田ミツヒロ
戦争を知らない家族のバーベキュー 森本由美子
俺の空に白シャツ白く乾きけり 小西 瞬夏
水の墓たぶん来世も螢 河西 志帆
台風一過黒雲に透く縄文の青 時田 幻椏
牛蛙ぶぉーんと沼の鼓動する 矢野二十四
蹠からあふるる虹よ戦あるな 野﨑 憲子

句会の窓

 
松本 勇二

特選句「赤翡翠の声で求愛してみるか」。ヒュルルルと頼りなげに鳴くアカショウビン。その声色で求愛しようと考えている様子に諧謔性があふれます。自信のない心中もほの見える一句です。

小西 瞬夏

特選句「小満や部屋のかたすみたれかゐる」。「小満」という季語の斡旋に理が通っていないところが魅力。ややわかりきらないもどかしさもあるが。見えないものの存在、それは何かこれから満ちていこうとするエネルギーのようなものということだろうか。

矢野二十四

特選句「育休や砂場を曲がる蟻の列(小西瞬夏)」。意味よりも、テーマに対する具象の仕方が妙。特選句「君がさう言ふのならさうキャベツ剥ぐ」。口語調ながら句がシャープ。ワンカットの切り取りが上手い。「 ドラマーにふっと獣臭旱星」。頭ではなく生理的に鑑賞する句。「真剣に蚊柱立てているところ」。近頃は蚊柱も見なくなった。「真剣に」面白味あり。「改札を出て噴水に乗り換える」。夏を迎えることを能動的に具象化。「夜明けかなうっすら上澄み液でいます」。 心境を上澄み液で具象。上五で俳句らしくした。「梅雨の月もう追ってこない交差点」。追われる者の切迫感あり。見え隠れする月に微かな安堵感。「あめんぼや転んで終わる鬼ごっこ(菅原春み)」。 幼子の動き描写が巧み。季語にも景・幼児性・遊びあり。「前髪切ろう氷水甘ったる」。大人への脱皮。景の描写が巧み。「古着屋に彼と似たシャツ青葉雨(佐藤詠子)」。季語の使い方や景に若い感性あり。

木村 寛伸

特選句「閉校やただの樹となる大銀杏」。学校の象徴であった大銀杏が、閉校によって「ただの樹」に戻るという発見が秀逸。説明を超えた喪失感と時間の流れがあり句意が深い。特選句「死に近き人の書斎や熱帯魚」。生と死の距離感が印象的。熱帯魚の鮮やかさがかえって死を浮かび上がらせている。金魚ではなく熱帯魚であることで、生の鮮烈さや異界感が生まれている。「夕紫陽花ついてくるのはあなたなの」。淡い不安と懐かしさ。「毒瓶はあの夜の森のやうしづか」。不穏な物語性。「囀りや気のいい彼の葬の列」。故人像が鮮明。「愛猫の小さき骨つぼ栗の花」。「小さき骨つぼ」が切実。「夜明けかなうっすら上澄み液でいます」。海程らしい前衛句。「梅雨の月もう追ってこない交差点」。別れや決別の物語性。「七夕や会いに行く駅今はない」。喪失感と七夕の季感。問題句「死のうかと死んでいくもの うらやまし」。俳句として受け取る前に言葉の強さに圧倒される。切実さはあるが、季語もなく、独白として読まれる危険性を孕む。

若森 京子

特選句「閉校やただの樹となる大銀杏」。黄金に輝いている時は本当にきれいだが,散ってしまった後の銀杏の樹はただの樹,その落差は激しい。閉校になる寂しさを象徴するような措辞として上手く喩として表現している。特選句「毒瓶はあの夜の森のやうしづか(和緒玲子)」。病院など毒瓶は特別な場所に鍵をかけてしまわれている。いつか体験した夜の森の静けさが想起される。この一句から距離感がある様で死はいつも生と表裏の如くあるのではと感じる。

豊原 清明

特選句「塩辛とんぼ離俗蕪村の指震へ」。最近、蕪村句集、岩波で買って、しばらく読んで止まっていました。蕪村好きのこの句は良い。問題句「落日やゴーヤ無心に揺れている」。 落日に無を憶える。食べて無心に今日を送る。

樽谷 宗寛

特選句「叡山の兜太の言の葉落し文」。叡山兜太師落とし文と言の葉の無駄がなくリズムが良い。この落し文は作者の中に いきいきと今も残っています。18年前 海程に入会1年後 比叡山 句会に参加当時の様子が懐かしく思い出されました。

各務 麗至

特選句「正しさの少し傾ぎてえごの花(木村寛伸)」。正しい、とは、どういうことなのだろう。地球社会ではあくまで人間的な特権的解釈で、戦争も自然破壊も食肉生活も常套化?正当化?して、その正しさにしても思想や主義主張に地域別人種別の思考にも左右されて千差万別とも言えそうで、少し傾げて折り合うしかないそれぞれのエゴも「えごの花」たれと。何か全世界への警鐘のようにも見えてくる。特選句「胎動のぽこぽこぽこと茗荷の子」。胎動のぽこぽこに続いての茗荷の子が、今にも産まれそうな可愛さと芳香を伴った胎内の赤ちゃんにも思えてしまう。花穂の息吹に感激して、胎内にも・・・・、こういう句は言いようのないいのちを感じさせてくれます。問題句「死のうかと死んでいくもの うらやまし」。思い通りに死んでいけた人がうらやましいのか、いやいや心裏が「やまし」いのか。それこそ生きてこそ・・・、やましい気持はない。

藤川 宏樹

特選句「雑踏を君の夏帽一直線」。旅行、病気、孫しか話の種にならないこの頃。雑踏の中そこだけ光が当たる夏帽の「君」を見出す、青春真っ只中のあの頃。半世紀ぶりの感覚が甦りました。

福井 明子

特選句「蹠からあふるる虹よ戦あるな 」。最近の、耳を、眼を、ふさぎたくなる戦争報道に「戦あるな」が胸をゆさぶります。「あふるる虹」に、対立でなく、認め合いの精神が、こめられています。「蹠」という言葉に、その願いが心底深いこと、強いことを、感じさせます。

十河 宣洋

特選句「夜明けかなうっすら上澄み液でいます」。夜明けの風景と言うより作者の心の揺曳感が伝わってくる。静かな混じりけのない気分。今日一日が待っている気分。充実感。特選句「君がさう言ふのならさうキャベツ剥ぐ」。君と少し考えが違うが、まあ、それでもいい。キャベツを剥ぎながら気持ちを切り替えている。キャベツを剥ぐ手に力が入る。

増田 暁子

特選句「夜明けかなうっすら上澄み液でいます」。夜明けの様子の表情を現して上澄み液が素敵です。

津田 将也

特選句「夏蝶に触れてわたしの薄れゆく」。夏の強い日差しの下で、現実と非現実の境界線が曖昧になる瞬間的な一句です。静かで深い、内省が強く感じられます。

三好つや子

特選句「夏燕曲がりきれない道がある」。夏燕の直線的な飛び方と曲がりくねった道路の対比を通して、迷路からぬけだせない、若さゆえの葛藤が句に込められ、心に響きました。特選句「牛蛙ぶぉー んと沼の鼓動する」。以前、よく見かけた牛蛙ですが、今はめったに見ることができません。牛蛙の太くて淋しい声の形容に、懐かしさと アニミズムが息づいています。「囀りや気のいい彼の葬の列」。亡くなった人の爽快な生き方が想像でき、とても惹かれました。「デコトラに風神雷神虹やんちゃ」。ゲリラ豪雨を走りぬけたデコトラ。雨上がりの虹の表現がユニーク。

男波 弘志

寸感「白玉や生き方はもう問われない」。大変恰幅のある人物であろう。近代は情報の坩堝の中でもがいているひとばかりだが。自己が生き切った、そう強く実感したならば、もう世人のことなどどうでもよかろう。自己が自己ではなく、造化そのものになった。そういう境地に住しておられる。秀作

三好三香穂

特選句「青胡桃子に密やかな志」。子が何歳なのでしょうか、青年期の方と思います。志を立てる、それも密やかな志。まだまだあなたは青いけど、応援しているよ、という暖かい眼差しを感じます。爽やかな前向きの句。

布戸 道江

特選句「七夕や会いに行く駅今はない」。再開発の駅で乗り換えるのは苦労する、地下鉄が3階とか。未来に向かって駅はどんどん進化する。「夏燕曲がりきれない道がある」。燕は直線的に勢いよく飛ぶ、曲がり角は苦手と思う。「俺の空に白シャツ白く乾きけり」。独り占めの今日の空、白いシャツを干す、俺の空、白く乾くが素敵、気持ちいいスカッとした句。

大西 健司

特選句「蝶の目礼オリーブの花がさいた」。繊細な感性を佳しとした。蝶の動きの微かな震えだろうか、目礼と捉えた妙。オリーブの花の控え目な美しさも良い。

榎本 祐子

特選句「田に水がツバメが俺に風よこす(竹本 仰)」。一面に水を張った田の上を風が渡り、燕が飛翔し風を起こす。その風が身に及ぶとき土地へ、景へと心が染み入るのだろう。「俺」「よこす」のぶっきらぼうとも取れる物言いにも温かみがある。

佐藤 詠子

特選句「ああそれも知っていました花は葉に」。最初に読んだ時は知ったかぶりな人なのかなと思った。しかし下五の「花は葉に」で印象が逆転。葉桜になることは知っていたという無常の悟りを醸し出している。移りゆく自然の摂理を受け入れている作者。諦めというより変わりゆくものを美しく思う静かな余白を感じる。特選句「改札を出て噴水に乗り換える」。日常の動線から感情を詩的に変化させた表現が上手。交通手段ではない噴水に乗り換えた…つまり、体ではなく心が電車から噴水に移動したという。噴水の持つ開放感。読む側も清涼を感じた。問題句「前髪切ろう氷水甘ったる」。惹かれた句。文法的に接続しにくい上に読み手に解釈を委ねすぎている感もした。私の解釈は、氷水が甘ったるいから前髪切ろうという感じ。溶けかけた氷水の甘さは気怠さを表していて、そんな自分を変えたくて「前髪を切ろう」というシャキッとしたい決意がちらっと見える。現代的な生々しさに共感した。

中村 セミ

特選句「夏蝶に触れてわたしの薄れゆく」。私は川沿いにあるいていた。青緑の蝶が一頭、耳元で「私の全てを見せてあげる」と言うと、着物を着た能面をつけた女になった。着物をさらりと脱ぐと真っ裸だったが至る所に、青と緑の羽根で包まれていた。能面をとり顔をみせた。蝶そのものであり羽根を広げて羽ばたけば、青緑の粉が飛びかい私は川の中へ顔から堕ちていった。私は記憶が遠ざかるとともに、あの女は、前世の自分で、夜に抱かれる蝶だったと、わかった。

和緒 玲子

特選句「前髪切ろう氷水甘ったる」。下五の突き放したような止め方にまず惹かれた。前半の前髪切ろうとの繋がりに正直迷ったが、生活の中の瑣末な決意を氷水の甘ったるさが後押ししたのかなと読んだ。毎日はこうした小さな決意で成立してるのかも知れないと思わせてくれる、そんな読後の心地良さがある。特選句「水の墓たぶん来世も蛍」。水辺に生まれ水辺に死んでゆく蛍。蛍視線で書かれていて、来世も蛍に生まれて来ることを悲観はしていない。むしろ矜持さえ感じる。儚いけれど確かな命の讃歌。

河西 志帆

特選句「君がさう言ふのならさうキャベツ剥ぐ」。映画「君に読む物語」の大好きなシーンを思い出しました。彼女に「君が鳥だと言うなら、僕も鳥だ」って言うんですよ〜!さっぱりとしたこのキャベツ🥬いいわあ〜♡。「老犬は念入りに嗅ぐ梅雨走り」。我が家のロコは14歳になりました。黒ラブです。大型犬なんで私より年上かもしれません。確かによく嗅いでいますね。目も悪くなっているけど、鼻だけは健在です。「鳳仙花少し嫌いで少し好き」。分かりますよ。この感覚。一番好きだったと思っていた人を、一番嫌いになる事もあるけどね。少しだったらいいじゃない。このぐらいが丁度いい。

淡路 放生

特選句「羅を選り好みして淋しがる」。初夏の女性のこころが微妙に美しい。特選の所以である。

柴田 清子

特選句「死のうかと死んでいくもの うらやまし」。季語がない。十七音のつぶやきのようではあるが、今の私には共感できるところがある。特選句「君がさう言ふのならさうキャベツ剝ぐ」。相手の気持を大切にしているさわやかな人柄が<キャベツ剥ぐ>で成功していると思った。

高木 水志

特選句「おのずから自分に疲れ切る素足(柴田清子)」。信念をもって歩み続ける作者の素足は疲れ切っているのだが、そうは言いながらも充実感を感じる。

河田 清峰

特選句「改札を出て噴水に乗り換える」。梅雨開けて早く噴水に乗って飛んで行きたい!

松岡 早苗

特選句「夜香蘭部屋の鍵だけ残りをり(矢野二十四)」。ヒヤシンスの咲く春が来たのに、悲しい別れが待っていたのですね。小花の醸すかすかな香りと冷たく光る鍵に、寂しさが集約されているようです。特選句「蝶の目礼オリーブの花がさいた」。「蝶の目礼」という捉え方が面白く、オリーブの白い小花と蝶の取り合わせが初夏らしい。

川本 一葉

特選句「正しさの少し傾ぎてえごの花(木村寛伸)」。ちょうど正しいということについて考えていた。正しいことは良い。でもその正しさに息苦しくなる時がある。それは四隅もぴったりの正しさ。ちょっとふんわりの正しさでないと息ができづらい。少し傾ぐ、そんな具合。えごの花は美しくて怖い。やはり正しさは怖い。

野田 信章

特選句「春窮を語る祖母なし牛馬なし」。「なし/なし」と重ねた修辞の打ち消しの効果もあって、在りし日の「祖母」や「牛馬」たちも生き生きとした姿で甦ってくる。「春窮」の語句も歴史的意味合いを識った上で句を読むとき、作者が耳を傾けた祖母の語らいも一段と重きをなすと思う。この地で生き抜いてきた人々の暮らしの濃密さがここには在る。時代の変遷を経て、物質文明の発展の過程で複雑多岐にわたる課題を抱え込んでいる現代の私たちに対して、如何なる知恵をもって生き延びようとするかの自覚をも投げかけられているようだ。

田中 怜子

特選句「奥伊勢の蛇淵庵より初蛍」。この句を見て、Oさんの家の螢かしら、と思いました。童顔のOさんが、蝮を退治したのよ、と言ってたことを思い出しながら、庵の名前の如く自然豊かな佇まいが浮かび上がります。実に幽玄な世界ですよね。特選句「五月場所パレスチナ刺繍の帯締めて(新野祐子)」。4月11日、池袋の野外劇場で、「パレスチナ子どものキャンペーン」に参加しました。応援の一端で、パレスチナ刺繍の帯のファッションショーがあり、和服にマッチしてすてきでした。パレスチナの女性たちの刺繍の内職を応援しているとのこと。イスラエルのパレスチナ人へのジェノサイドという直接的な抗議でなく、文化面、料理面から中東のことをよく知って、関心を持ち続けて欲しいが意図でしょう。この五月場所の女性も、多分パレスチナに対して共感をしているのだと思います。特選句「愛猫の小さき骨つぼ栗の花」。昨年6月26日に我黒猫が逝きました。小さな骨壺が小箪笥の上にのっています。21年間、ありがとう。一匹で留守番させることも多かったけど。

漆原 義典

特選句「すぐ飴を噛んでしまひし梅雨の窓」。梅雨の日々の1日の感情を、すぐに飴を噛んでしまうと、上手く表現されていると感動しました。素晴らしい句をありがとうございます。

吉田 和恵

特選句「改札を出て噴水に乗り換える」。改札を出ればそのまま家路に向うところ噴水に寄り道するという。ちょっぴり淋しい遊び心が微笑ましい。

柾木はつ子

特選句「七夕や会いに行く駅今はない」。赤字ローカル線が次々と廃線となるという記事を読み、淋しい思いです。代替えのバスがあればいいですが、無いところはどうなるのでしょう。また鉄道旅の好きな人にとっても残念な事だと思います。仕方がないと諦める他ないのでしょうか。特選句「夏蝶にひらひらひらく絵心経(津田将也)」。文盲の人のための絵で表した般若心経。初めて知りました。見てみたいです。

疋田恵美子

特選句「たかだかと石鎚そよぐ風ひかる」。たかだかと聳える西日本最高峰の石鎚山。思い出多き故郷の山、新緑の香りが漂います。

新野 祐子

特選句「白玉や生き方はもう問われない」。つるっと喉をやさしく撫で胃袋に落ちてゆく白玉。安堵感のかたまりのように思えてきます。過失はいっぱいあったけれどいいんですよ。一生懸命生きてきたから、とうべないたくなる。俳句は肯定の文学と言う人がいます。共感します。

伊藤  幸

特選句「水俣忌ひかりのつばさ沖より来」。水俣病が公式確認された一九五六年五月一日、犠牲になったすべての命を悼み水俣忌とし祈りの日とされた。現在水俣の海は美しい海に生まれ変わり「ヒメタツ」と呼ばれるタツノオトシゴが三〇〇匹も生息し神秘的スポットとして全国から注目を浴びている。ひかりのつばさというフレーズがぴったり当てはまる。特選句「青胡桃子に密やかな志」。今の子には夢がないとよく聞くが何と嬉しい一句。青胡桃の季語が効いていて実に爽やか。

岡田ミツヒロ

特選句「俺の空に白シャツ白く乾きけり」。導入の「俺の空」のインパクトに引き込まれる。俺の白シャツを真新しい白に乾かしてくれる「俺の空」、夏空と俺の一体感が力強い。白シャツと俺の若々しさが輝く。特選句「閉校やただの樹となる大銀杏」。永年、生徒たちに親しまれ愛されてきた校庭の大銀杏、それは学校のシンボル。いま閉校の閑寂の中、呆然と立ち尽す。昔日の喧噪見る影もないわが小学校の正門の蘇鉄の樹が目に浮かんだ。

植松 まめ

特選句「春窮を語る祖母なし牛馬なし」。春窮と言う季語を初めて知った。そんな貧しい時代がそう遠くない昔にあったのだ。特選句「あめんぼや転んで終わる鬼ごっこ(菅原春み)」。昭和の子供達はお寺の境内やお宮さんで暗くなるまで遊んでいた。缶蹴り鬼ごっこも…転んで終わるだから膝を擦りむいて小さい子が泣きだしたのだろう。微笑ましくも愛おしい光景だ。

出水 義弘

特選句「老犬は念入りに嗅ぐ梅雨走り(河野志保)」。梅雨の湿った空気の中、嗅覚機能の弱った老犬がひたすらに鼻をひくひくさせて嗅ぐ姿を見て愛しく思っている様子がよく伝わります。高齢者の小生も、自身の残る機能をありがたく思い、大切にして行きたいと思います。特選句「母の日や庭一面をチチコグサ」。母への感謝を、父親と子供たちが、庭一面のチチコグサのように出し尽くしている様子と理解しました。家族愛の素晴らしさが良く表されていると思います。

河野 志保

特選句「戦争を知らない家族のバーベキュー」。過去の戦争を知らない家族。そして今は戦争を知らない家族。争いが続く世界を思うと未来の不穏な空気を含んだ句とも読める。梅雨らしい日が続きます。気温の乱高下もほんとに困りますね〜。ご自愛ください。

竹本  仰

特選句「だから何って即興で行け青嵐(三枝みずほ)」:以前、よく孤立、苦境に立たされたとき、〈地と雨にワイシャツ濡れている無援〉という岸上大作の名歌の上の句だけ口づさんでいることがありました。何かに追い詰められて、もはやゲームセットかという時こそ、本当の自力が試されるわけで、その場面はむしろ、幸いなるかなです。真価を試されるということでしょう。どんな用意周到な準備をしていようと、勝負は一瞬です、火事場の馬鹿力こそが頼り。何となくそんな数々の場面を思い起こさせるなあ、そしてそうやって渡って来た人生でもあったとも、ふと。特選句「梅雨の月もう追ってこない交差点」:本当は誰かに追ってきて欲しかったのでしょう。寂しい句ですが、全貌が見えてきて、今が大事なんだという局面なのでしょうか。そういう私だけの時間を濃く感じさせ、誤解かも知れないけれど、わかるよと言いたくなったのです。特選句「夏燕曲がりきれない道がある」:かつて路上で死にかけている燕を見かけたことがありました。傷を負ってはいないのですが、何か寿命のようなそんな終わりを迎えている感じで、少し首をもたげるのがせいぜいで、何か遺言めいたことを云いたい、そんな雰囲気がありました。一見自由自在に飛び回っている燕たちですが、もちろん宿命のようなものと闘っているわけで、あの燕も真情吐露したかったのかなと、今も思い出します。あの時感じた切なさというんでしょうか、ここにも感じました。♡今年、淡路島では、なぜか、ホトトギスが例年になく、よく鳴いています。これまでなら、早朝か夕方にしか聞こえなかったものが、今は真っ昼間でも遠慮なしに。これは、他の地方ではどうなのでしょう?もし他でもそうなのなら、熊の出現ともどこか関係あるんでしょうか。ホトトギスも鳴く向こうには人間たちがいることがわかっているはずなんですが、何でしょう?激励?それとも、警告?あるいは、怒り?とはいえ、個人的には、叱咤?と、とらえています。お前だけが忙しいんじゃねえんだぞ、こっちだって大変なんだから…とか?よし、わかった、がんばるよ。皆さんは、どうされてますか。

松本美智子

特選句「すぐ飴を噛んでしまひし梅雨の窓」。窓の雨粒や無数のしずくをただただ眺めている静かな時間,口の中に広がる甘い飴玉を転がしてゆっくり舐めていたいのだけど,時間に追われているいつもの癖でカリカリ噛んでしまう。過ぎていく時間に耐えかねているのか,退屈しのぎなのか,すぐに飴を噛んでしまう誰にも経験のある風景を詩的な句に閉じ込めていると思いました。

滝澤 泰斗

特選句「古書店の黴の香歴史の森に生く」。私のポン友に本屋に入ると、必ず、 催してしまうという奴がいた。その友人には、実は、俺もとは言わなかったが、その傾向があった。あれは、古い本屋独特匂いがあって今はやりの喫茶店を兼ねた本屋では催すことはないので、毎回、不思議がっている。さて、掲句だが、歴史の森に生く、で決まった。もう一つの特選句「峰々に神坐すひかり山開き」。信州生まれ、信州育ちとしては、この句を押さざるを得ない。五月から六月にかけて、雪解けの水が新緑を際立たせるころの美しいアルプス。放蕩が放浪に変わり、天気が良ければ篠ノ井線に乗っていた。共鳴句「一ト日一ト日君をらぬ夏慣れぬまま」。私もこんな句が詠めたらと思うが・・・。「死に近き人の書斎や熱帯魚」。二物配合の妙。「育休や砂場を曲がる蟻の列」。育休ならではの気付き。「ナイターや夫の寝息を補聴器で」。ナイターのラジオ放送を聞いている夫はいつしか寝入っている。イヤフォンから野球中継の声援が洩れている。

菅原 春み

特選句「水俣忌ひかりのつばさ沖より来」。風化させてはいけない忌日をよく取り上げてくださったかと。ひかりのつばさに胸が熱くなります。特選句「象たちの遠目戦火の雨期がある(野田信章)」。戦火の雨期は厳しい。象もそれを知っているのでしょうか。象の遠目  によって詩的発火がなされたような。

山下 一夫

特選句「蜘蛛の囲ゆさりAIへの慄き(森本由美子)」。ひところマスコミで、人工知能が人間の知能を自律的に超える転換点としてのシンギュラリティが警鐘されていました。現在、すでに危機は到来しているのに、それに見合ったほど取り上げられていないように見えます。もう手が付けられなくなっていることの直視が恐ろしいのかも。掲句上句ではそんな世の不気味さがうまく表現されたと思います。特選句「データ消え欲するものを問うて初夏」。大々的ではないですが、何度かまとまったデータを飛ばし、バックアップがないという状況を経験しました(私的なものだったは幸いでしたが)。その度に途方に暮れたり惜しい悔しい思いをしたり。結局、諦め、前を向くしかありません。季語「初夏」が、そんなサバサバした思いに向かう後押しをしてくれるようです。問題句「思い出す潜水艦が顔に出る」。何といっても「潜水艦」が面白い。コミカルかつシュールな味わいも。出てきたのが、相手の顔とすればはっと思い出した時の表情、自分の顔とすれば想起しようとしていたことが記憶の深海から浮かんできた時の感覚といったところでしょうか。

花舎  薫

特選句「待ち時間梅花藻の花のほつほつ」。清らかな水流に少しずつ梅花藻が咲き始めている。待っているのはその小さい花の開花か、何か他の稀有な美しいものなのか。ただそれはとても静かな時間。ほつほつがよい。

銀   次

今月の誤読●「遠雷や波間漂う硝子壜」。海辺。どこかで遠雷が鳴っている。海の向こうはもしかしたら嵐か。だがこの浜は穏やかで波も立っていない。その波がひと寄せザーッと打ち寄せると、そこから転がり出たかのように小さな硝子壜が浜辺にポツンと残った。なにか予感らしきものが走った。「手紙でも入っているのか」。だが案に相違して壜は空っぽだった。近くで網を繕っていた老人が笑った。「それは空じゃない。届いた壜さ」。聞けば、むかしこの浜では会えない人に頼りを届けるために、海に手紙を入れた壜を流す風習があったという。たいていは届かないが、ごくまれに届くと受け取った者は手紙だけを取り出し、壜をふたたび海に返すのだそうだ。「じゃあ、これは返事?」と訊くと老人はフムと頷いた。「だったらその人に知らせなきゃ」わたしがいうと、「さあな、五十年も六十年もむかしのことだから、流した者が生きているやら死んでいるやら」。遠雷の音が少し近づいたような気がした。「さ、あとの仕事は明日だ」。老人は立ち上がった。わたしはその硝子壜を手のひらにギュッと握った。その壜は温かく、どこか息づいているようにも思えた。そしてその壜から「ありがとう」という声が聞こえた。ような気がした。というのも、その声は遠雷の音と重なり合って、確かなものではなかったからだ。ポツリと雨粒が落ちてきた。

荒井まり子

特選句「曇天や時間は止まつて蛞蝓」。殻を持たないなめくじにとっても日差しは辛い。塩を掛けたりされるが、曇天とは有難い。ちょっと一休み。いいなぁこんな時間。ありがとうです。

野口思づゑ

今回は特選句はありません。「五月場所パレスチナ刺繍の帯締めて」。これだけでこの観客の心持ちが伝わってくる。「七夕や会いに行く駅今はない」。過疎化を、七夕の季語を巧みに使い表している。

藤田 乙女

特選句「雑踏を君の夏帽一直線」。待ち合わせをしていたのでしょうか?雑踏の中で恋人の夏帽子に気づき一直線に相手の所に駆け寄って行く情景が目に浮かびました。爽やかな青春の恋を感じて自分の心も若返り清々しい気持ちになりました。

大浦ともこ

特選句「閉校やただの樹となる大銀杏」。学校のシンボルであった大銀杏が閉校によってその役目を終えて、それでもなお樹は残り葉を茂らせていることに閉校を迎えたことの寂しさを感じる。そして銀杏がそこに変わらずあることで学校への変わらぬ愛着も伝わってきます。特選句「青胡桃子に密やかな志」。子どものことをそっと見守っている親のまなざしが感じられます。青胡桃という瑞々しい季語と密やかな志がとても合っています。

岡田 奈々

特選句「俺の空に白シャツ白く乾きけり」。何かをきっぱりと決めた後の清々しさ。特選句「夜明けかなうっすら上澄み液でいます」。昼間の有象無象を澱にして、心の中を落ち着けて、上澄み液の中に揺蕩う朝未き。さあ、新しい今日を生きていこう。「一ト日一ト日君をらぬ夏慣れぬまま」。島田さんのいない香川句会にも慣れていくのかな。「おのずから自分に疲れ切る素足(柴田清子)」。何をしても自分の事で疲れる毎日です。「梅雨出水鷺はすくっと佇めり」。鷺は驚く程、背筋ぴんと正しい姿勢。私も出来るだけ、見習わなくては。「待ち時間梅花藻の花のほつほつ」。梅花藻の愛らしさ見ているだけで、待ち時間の退屈さを忘れます。「老犬は念入りに嗅ぐ梅雨走り」。梅雨になったばかりの頃はまだ雨も弱く、溜まりも少なくて、土の濡れた匂いが、殊更強く感じられます。老犬の目は見にくいから、匂いに敏感な様子が手に取るように。「峰々に神坐すひかり山開き」。山は本当に神々しい光で満ちている。光通信してたり。「きっぱり着物断捨離夏に入る」。私も断捨離したいです。「お静かにほたるぶくろが目を覚ます(吉田和恵)」。きっぱりとした物言いに惹かれます。♡6月は句会参加出来ず残念でした。また、宜しくお願いします。

綾田 節子

特選句「奥伊勢の蛇渕庵より初蛍」。無駄な言葉が一切なく完結、初蛍で上の句が クローズアップされ素晴らしい。私も生きてる間に、こんな句を作れたらと思います。

末澤  等

特選句「古書店の黴の香歴史の森に生く」。今は少なくなってきましたが、学生時代に通った懐かしい古書店の黴の香りを、歴史の森に生きているという非常に上手い表現で、記憶が蘇ってくるような気がしました。

亀山祐美子

特選句『育休や砂場を曲がる蟻の列(小西瞬夏)』。育休という育児に専念でき子どもの成長を実感できる貴重な時間。『砂場を曲がる蟻の列』の不穏さが貴重な時間の終わりを告げる。現実のささやかな景色に社会復帰を目前にする焦りと不安を感じる。が、母はたくましい。何が起きても前進するのみだという決意も内包する。何とかなるさと何とかしてきた自信が支える欲張りな女たちに乾杯を。

向井 桐華

特選句「燕来る週末だけのベーグル屋」。無駄な言葉が一つもなく、景がずっと浮かぶ気持ちのよい句です。

薫   香

特選句「よくもまあ地表すれすれ初つばめ(各務麗至)」。本当にそうですよね、いつも感心してました。

三枝みずほ

特選句「赤翡翠の声で求愛してみるか」。澄んだ空気、川音、木々のざわめき、そして赤翡翠の声が山にこだましている。生きものの生命力を感じた時の高揚感を一句に仕立てた。この直情こそ詩。

遠藤 和代

特選句「閉校やただの樹となる大銀杏」。生徒たちがいたころは、四季折折興味を持って見られていたのに閉校になるとそこら辺の木と同じようにみられる。

野﨑 憲子

特選句「百本のバラが愛語にゆれている」。咲き初めし薔薇の花の渦巻きを見ていると、幼い頃の記憶が蘇ってくるようだ。<愛語にゆれる>という表現は、言葉を愛し、俳句を愛しているからこその表現である。たくさんの薔薇たちも、この地球から宇宙へ愛語を発信しているのだ。特選句「這い上がれ蛙おれたちゃ地球力」。一読、「蟇誰かものいへ声かぎり(加藤楸邨)」が浮かんだ。そう、俺たち生きもの一つ一つが地球のかけがえのない力なのだ。そういう声を五七五の調べに載せて世界へ発信してゆくことが世界の平和の鍵になると信じている。問題句「台風一過黒雲に透く縄文の青」。台風一過の空は魔法の世界。その抜けるような青空はまさに<縄文の青>。黒雲を持ってきたことで、青が極まる。もし切れが効いていたら、特選句にしたい作品。

(一部省略、原文通り)

袋回し句会

旱星
泣きさうに君ほほゑむや旱星
和緒 玲子
旱星記憶の里を照らしおり
銀   次
しみじみと肉体にあり旱星
各務 麗至
旱星なにもなんにも起こらない
藤川 宏樹
旱星扉開けば海はある
銀   次
旱星生き方はもう決まりやで
末澤  等
世渡りに長けた人です田水沸く
藤川 宏樹
雨合羽並べて干され青田風
和緒 玲子
植田ゆく電車の影の鈍(のろ)きこと
銀   次
たつたひとつの灯のあり青田風
野﨑 憲子
田水張るひかりのつばさ広げつつ
末澤  等
夏の田へ遊ばせてをく漢かな
各務 麗至
水無月
ポケットに青水無月の雨男
野﨑 憲子
水無月やわが存在の吹かれけり
各務 麗至
青水無月子のよく走るよく転ぶ
大浦ともこ
水無月の真夜方角を見失ふ
和緒 玲子
水無月や神々のひかりうすれゆく
末澤  等
水無月や包丁の音静かなり
銀   次
枇杷
打ち鳴らすトライアングル枇杷たわわ
野﨑 憲子
てのひらの枇杷を宥めてゐたりけり
各務 麗至
きな臭き言の葉が好き枇杷たわわ
野﨑 憲子
(夏の)雨
夏の雨働きものでなくごめん
藤川 宏樹
夏の雨ゆつくり人になる呪文
和緒 玲子
梅雨しとど路地を小さき舟がゆく
銀   次
白雨来て方舟となる塒(ねぐら)かな
大浦ともこ
傘立てに雫なでしこ濃く匂ふ
和緒 玲子

【通信欄】&【句会メモ】

梅雨晴れ間の第二土曜日。会場主の藤川宏樹さんを始め、観音寺からの各務麗至さんや、昨年、海原賞を受賞された三枝みずほさん、この夏は、富士山へ海抜零メートルから登るという末澤等さん、他にも個性溢れる素敵な方々が参加され盛会でした。

夏至を過ぎ、少しずつ昼の時間が短くなっています。サッカーのワールドカップ、日本の活躍が嬉しいです。こういう平和な戦いのお祭りはいいですね。今回も、無事に句会報が完成できて幸いでした。この時代に生かされている奇跡を強く感じます。これからも、一回一回の句会を大切に精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

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